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NAOKI'S FEELINGS
中学生の時、母親に連れて行ってもらったイベントでプロの書家さんに目を見てインスピレーションで言葉を書いてもらった色紙。
全ての始まりはそこからでした。
色んな書家さんに作品を書いてもらうのが好きになった僕は、だんだんと自分でも筆で作品が書きたくなり、鍼灸師の資格を取るための学校に行ったにもかかわらず、毎日京都の鴨川沿いの路上に座って観光客を相手に作品を書いていました。
そして気づけば大学4年生。
鍼灸師の勉強をしながら、書き下ろしにどっぷりハマって夢中になっていた僕に衝撃が...
僕が世界一尊敬していて大好きだったお父さんがガンを患ってることが発覚。
家族で必死に看病したにも関わらず、若い分進行の早い病魔は父を死へと追いやりました。
僕はその時、生まれて初めて人が死ぬ瞬間をこの目で見ました。
そして思ったんです。
「あぁ、やっぱり人ってホンマに死ぬんや...」って。
もちろん「人は生まれてきたら最後は必ず死ぬ」ということはわかってました。
ただ、ドラマや映画じゃなくて、実際にその瞬間を見て改めて思ったんです。
「僕がただ、今ここに生きてるだけでどれだけ幸せなんやろう?」
僕達の人生、生きていたら毎日本当に色んなことが起こってきます。
良いことばかりではありません。悲しいことも腹の立つことも、自分にとって都合の良くないことも起こってきます。
でも、ひょっとしたら
それって全部「生きている」という大きな幸せの上で起こってるだけなのかもしれません。
だったらもう深刻になんてならず楽しむだけです。
迷った時はいつもそうやって考えて「原点」に帰ってきます。
そう
あなたが目の前で笑ってくれた時、僕は1番笑えるから
「今日も生きてくれてありがとう」
その思いを持って、僕は今日も言葉を書いています。
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